概要
新作の英語表記地形図「Daisetsuzan Backcountry」を発行するのに加え、HokkaidoWilds.orgでは、2022年に初版を発行した人気の英語表記地形図「Niseko Backcountry」の改訂版を発行します。今回も前回と同様、非営利の取り組みとして実施しており、マップ販売によるHokkaidoWilds.orgの収益の一部は、北海道内の山岳安全や持続可能性の取り組みに寄付されます(これまでの実績はこちら)。マップの日本での販売価格は2,500円の予定です。
主な変更点
マップの更新内容は、デザイン面と内容面の両方にわたります。
雷電山(ニセコ連峰西端)の蘭越側ルートを更新|2022年の初版発行当時は存在しなかった「Type Two Three」キャットスキー事業を反映しました。ニセコ連峰にキャットアクセスができるこの新しいオペレーションは、ぜひチェックしてみてください。
雷電山蘭越側のアクセス・駐車情報を更新|蘭越側の登山口には公共の駐車場がないことを明確に追記し、注意を促しています。
斜度(スロープアングル)表示の追加|スイス連邦地形測量庁(SwissTopo)の基準を参考に、色分けされた斜度表示を追加しました。雪崩地形の移動計画に役立つ情報です。
マップ裏面の文章を更新|現在は「大雪山」と「ニセコ」の2種類のマップを発行しているため、裏面の解説文を「北海道全般のバックカントリーノート」と「ニセコ特有のバックカントリーノート」に分け、内容を再構成しました。
新しいカバーデザイン|ウェルダン・ガンによる新デザインは、「ニセコではバックカントリースキーが地域社会に埋め込まれている」ことを表現しています。大雪山のような自然中心の環境とは異なり、ニセコ地域のバックカントリーゾーンは地元の暮らしと密接に結びついています。その事実を反映するカバーとなりました。
価格の変更 😅|過去3年間で印刷および配送コストが大幅に上昇したため、価格を2,000円から2,500円に改定しました。マップの利益の多くは、北海道内の山岳安全・アクセス・持続可能性の取り組みに寄付され(詳細はこちら)、残りはHokkaidoWilds.orgウェブサイトの運営費に充てられます。





