HokkaidoWilds.org | 1年目の活動レポート(2019)

Posted on Nov 22, 2019
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HokkaidoWilds.orgを立ち上げて一年が経ちました。The Hokkaido Wilds(ザ・北海道・ワイルズ)は、「北海道のアウトドアルート情報(自転車ルート、山スキールート、登山ルート、カヌールート)を英語で発信し、情報を十分揃った上で北海道の素晴らしいアウトドアを楽しもう」という狙いで立ち上げた非営利ウェブサイトですが、その狙いに対してどのような活動が行われたかを、この一年に振り替えてみていきます。まだまだというところも多くありますが、短い一年間で多くの方のご支援もあって充実した活動ができましたので報告します。

レポート内リンク

印刷:日本語英語

出発点 (2018年11月1日の立ち上げ時点)

0
山スキールート
0
自転車ルート
0
登山ルート
0
カヌールート
0
山小屋

HokkaidoWilds.orgを2018年11月1日に公開しました。その時点、創立者ロブ・トムソン14degrees.orgトラベルブログからいくつかの既存のルートガイドなどをインポートして立ち上げましたので、HokkaidoWilds.orgを公開した時点では、山スキールート38本(380㎞相当)、自転車ルート35本(6,000km近く)、登山ルート13本(13okm相当)に加えて、14件の道内山小屋について情報がすでに公開されていました。サイト公開時点では、カヌールートなんて考えてもいませんでした。

要旨

ルート情報

一年で73本のルートガイド16件の山小屋を投稿。立ち上げた時点での既存ルートガイドも合わせて、各種合計で見てみると、2019年10月31日現在に山スキールート550㎞相当(56本)、自転車ルート6500㎞相当(43本)、登山ルート550㎞相当(43本)、カヌールート340㎞相当(17本)を取材しルートガイドとして公開している。

アウトリーチ

今年途中で、アイヌ語の地名を積極的にルートガイドに取り入れることに努力している。また、道内のいくつかの大会やワークショップに呼ばれ、北海道のアウトドア広報活動などについて発表してきた。

ウェブサイトのアクセス統計

1年間で合計7万6千人がHokkaidoWilds.orgをアクセスした。月間平均アクセス数は約6500人。サイトからの直接的な収益はなかったが、ウェブ運営費は講演会の謝礼などで支払うことができた。

1年目で公開したルートガイドの数 (2018年11月1日~2019年10月31日)

0
山スキールート
0 km
平均 0 km
0
自転車ルート
0 km
平均 0 km
0
登山ルート
0 km
0
カヌールート
0 km
0 日分
0
山小屋
0
平均宿泊費
0
平均収容人数

登山ルート
この一年で突出的に多く公開しているのは登山ルート情報。30本の登山ルートガイドを公開しましたが、その多くはリチャード・シドルが取材して執筆しました。リチャードが北海道に滞在していた10年の間、北海道の多くのメジャーやマイナーな山頂に立ち、その経験をHokkaidoWilds.orgでルートガイドとして共有してくれています。

全ての登山ルートはこちら:https://hokkaidowilds.org/hike

自転車ルート
10本の自転車ルートガイドを公開しましたが、そのいくつかはHokkaidoWilds.orgの新しい著者クリス・オールドによるルートガイドです。クリスは蘭越町の別荘周辺のマウンテンバイクルートを主に執筆しています。この1年で最も長い自転車ルートとしては、2018年の夏休みに砂利道のみで北海道を縦断しようとしたルートです。残念ながら台風による林道の崩壊などに悩まされ、取材の記録として残していますが、北海道の林道横断ルートはまだ「開発中」としか言えない状況です。

全ての自転車ルート:https://hokkaidowilds.org/cycle

カヌールート
ニセコ周辺の自転車ルートを担当しているクリス・オールドは、カヌールートをHokkaidoWilds.orgに新たなセクションとして加わる大きな動力でした。元より本サイト創立者のロブもいつか道内のカヌールートを取材したいと考えていましたが、元ニュージーランドホワイトウォーター代表(カヤック)のクリスのアドバイスなどを受け、ようやく今年7月ごろからカヌールートの取材をし始めました。

支笏湖ガイドハウスかのあさんの大きなご支援もいただいて(16フィートカヌー2艇の物品提供)、そのおかげで今まで17本(合計340㎞相当)のカヌールートを取材し公開することができました。

全てのカヌールート:https://hokkaidowilds.org/paddling

山スキールート 

この一年で投稿した山スキールートガイドの16本中7本は、10日間の道北/道東の取材ツアーで取材したルートです。当ツアーはたまたま史上最も降雪量の少ない2月と重なってしまいましたが、景色はすばらかったです。ベルギーの友人カンタン・モロー氏(現在はタジキスタン在住)も同行しました。

全ての山スキールート: https://hokkaidowilds.org/skitour

その他の投稿/記事
上記のルートガイドのほかに山小屋16件の利用ガイドや、山スキーのマナーなどの教育的な記事も投稿しました。そのほかに、北海道警察が発表する「山岳遭難情報」の機械翻訳とデータベース化のプロジェクトでした。夏/冬シーズンに年に2回HokkaidoWilds.orgに英語でデータベース化して、可視化して、検索可能にしています。

その他の活動

0
アイヌ語地名
0
招待基調講演
0
ワークショップ
0
スポンサー投稿
0
アドバイザー役割
0
雑誌プロジェクト
0
新規ヘッダー画像

アイヌ地名
7月以降のルートガイド(登山、カヌー、山スキー)に、できるだけ山や川などの地名のアイヌ語もルートガイドに入れることにしています。2019年7月以前のルートガイドに関しては時間を見つけて更新していく方針です。

基調講演など

  • FOSS4G北海道2019基調講演(2019年7月13日)
    HokkaidoWilds.org創立者ロブは、札幌市内で行われたFOSS4G2019北海道にて基調講演として、本サイトの印刷可能なPDF英語表記地形図について発表しました。当地図の作成は国土交通省国土地理院発行の地図データを使って無料ソフトQGISで作成しています。当日の発表資料はこちら:https://hokw.jp/foss4g
  • 大雪 旭岳 SEA TO SUMMIT 2019前日イベントの基調講演(2019年8月24日)
    モンベル主催の大雪 旭岳 SEA TO SUMMIT 2019に、基調講演者としてHokkaidoWilds.orgのロブとヘイディが招待されました。ロブが「海外でも通用する北海道のアドベンチャーツーリズム」と題して発表をし、北海道のアドベンチャーの可能性のほかに、スケートボードによる最長の旅のギネス世界記録の話などもしました。当日の発表資料はこちら: https://hokw.jp/sea2summit
  • 北海道アウトドアフォーラム2019(2019年10月29~31日)
    道内のアウトドア業界で最も大きなイベント、北海道アウトドアフォーラム2019でワークショップを提案し応募しました。最終的に80分のワークショップ枠をいただき、200名以上のフォーラム参加者の中30名近く(定員オーバー)がワークショップに参加してくださいました。『欧米豪新の冒険旅行者に通用する北海道の伝え方』をテーマに、アドベンチャー心理(の文化比較)とウェブを使った北海道の伝え方について発表とディスカッションをしました。当日のスライドはこちら: https://hokw.jp/hof2019

スポンサー投稿 ひがしかわ観光協会との連携(2019年8月21~26日)
ひがしかわ観光協会に招待されて、東川町内のアウトドアルートを取材してルートガイドとして公開する企画に参加させていただきました。私たちはそもそも東川町が大好きですので、ともて充実した5日間でした。また、取材費や情報投稿料もいただいたことにより、今年度のウェブサイト運営費をカバーできましたので、感謝しています。

モニターツアーアドバイザー
道内のコンサル組織(株式会社ライヴ環境計画と一般社団法人 北海道開発技術センター)と連携して、いくつかのモニターツアーにアドバイザーとして参加させていただきました。

ポーランド人気バックカントリー雑誌『Pure Powder』の取材ツアー
ポーランドの最大のバックカントリースキー雑誌『Pure Powder』の2019年2月の1か月間の取材ツアーにお手伝いしました。キャンピングカーの手配や、3回の一泊山小屋スキーツアーの同行で携わりました。

新しいヘッダー画像
HokkaidoWilds.orgのグラフィックデザイン(色、レイアウト、イラスト)は、ポーランド人グラフィックデザイナードミニカ・ガンさんが作成しました。サイト公開当時の山スキー、登山、自転車のルートランディングページのヘッダーグラフィックも素晴らしかったですが、ドモニカさんはその当時北海道に来たことがありませんでした。その後上記のPure Powderの仲間と一緒に北海道に一か月間のスキーツアーで、北海道の自然や地形を経験した上で、新しいグラフィックを作成してくれました。ともて色深く、気に入っています。

HokkaidoWilds.orgのチームメンバー

2018年11月のウェブサイト立ち上げ時点ではHokkaidoWilds.orgにトムソン夫妻(ロブとヘイディ)2名の著者がいました。その後、長年アウトドアを一緒に楽しんできたリチャード・シドルが著者として加われました。そして4月ごろに、カヌーのプロジェクトのアドバイザーとしてクリス・オールドが加われ、その後著者として活動しています。

  • ROB THOMSON |(男、39歳) – HokkaidoWilds.orgの創立者
    トムソン・ロバート氏は12年間に日本に滞在しており(北海道は8年間)、札幌市にある北星学園大学文学部の専任教員として勤めている(専門分野はメディア・コミュニケーション論)。HokkaidoWilds.orgのウェブ開発の担当に、ルート取材(撮影、執筆など)の担当もしている。以前自転車でユーラシア大陸を単独で横断するほか、ギネス世界記録の保持者(スケートボードによる最長の旅―12,159km)でもある。日本語は支障なく機能できる(日本語能力試験1級、修士論文は日本語で執筆した)。北海道大学文学研究科修了(修士課程、博士課程)。国籍はニュージーランド。
  • HAIDEE THOMSON |(女、39歳)
    トムソン・ヘイディ氏は12年間に日本に滞在しており(北海道は9.5年間)、札幌市にある北星学園大学文学部の専任教員として勤めている(専門分野は応用言語学)。HokkaidoWilds.orgの企画や写真撮影に携わっている。日本語はほぼ支障なく機能できる(日本語能力試験2級)。国籍はニュージーランド。
  • RICK SIDDLE |(男、63歳)
    リチャード・シドルは北海道大学の元教授(リタイア中)で、主に登山ルートガイドの取材を担当している。日本語は支障なく機能できる。北海道は10年間住んでいて、現在はイギリス在住。国籍はイギリス。
  • CHRIS AULD |(男、40歳)
    クリス・オールドは主にニセコ周辺のマウンテンバイクやホワイトウォーター(川下り)の取材を担当。元ニュージーランド・ホワイトウォーター・カヤック代表。マクロソフト社のアジア地域マネージャーでシンガポール在住だが、年に10回程度北海道を尋ねている。蘭越町に別荘を所有。国籍はニュージーランドとイギリス。
  • Greg (Canada) and Mari (Japan) – 北海道に17年在住で、HokkaidoWilds.orgのカナディアンカヌーのアドバイザー。道内各地で川や湖のカヌー有識者。国籍はカナダ。
  • Dominika Gan |(女、25歳)
    HokkaidoWilds.orgのグラフィックデザイン(ウェブ、ロゴなど)を担当。国籍や在住はポーランド。

達成目標

2025年までに北海道の隅々まで、山スキールート150本、登山ルート120本、カヌーツーリングルート50本、自転車ツーリングルート120本の掲載を目標としています。その半数以上を、一泊以上の本格的なアドベンチャーに値するルートにすることを目標にしています。

2025年の目標達成度

山スキールート
56/150 36%
登山ルート
43/120 36%
カヌールート
17/50 34%
自転車ルート
43/120 38%

近々やるべきことのリスト

上記のルートガイド執筆のほかに、様々なやらなくてならない作業があります。

ウェブサイトのアクセス数など

ウェブサイトを運営する人間誰でも気になるアクセス数。HokkaidoWilds.orgの1年目に関しては1年を通して76,000人のユニークアクセス数(同人物が2回以上アクセスしても一人としてカウントする)でしたが、冬にアクセス数が最も多く、7/8月もアクセスが多かったようです。10月の一週目に極めて突出的にアクセス数が多かったですが、それは日産リーフを借りてカナディアンカヌー2艇を積んで500kmを走行した記事を投稿したときでした。かなり人気のある記事でした。

ソース別のアクセス(月間別)

ソース別のアクセス(年間)

地域別のアクセス(年間)

地域別のアクセス(月間別)

個別ページのアクセス数(トップ25)

以下のテーブルは人気順で並べたページのページビュー統計です(2018年11月1日~2019年10月31日)。最もページビューが多かったページは山スキールートガイドのランディングページでした。その次に多かったのは自転車ツーリングランディングページウェブサイトのトップページ、そして登山ルートのランディングページでした。山小屋のページもアクセスが多かったです。記事で最も人気だったのはあえて北海道に関する記事ではなく、シマノアルフィーネの内装ギアハブ(自転車の部品)をグリースからオイルに交換する記事でした(英語日本語)。自転車のダイナモを使ってスマホを充電するためのDIY充電器の記事も古くから人気です。

会計について

上記でも言及したように、本サイトから発生するすべての直接的な収益を、北海道の山岳自然環境保護活動や山岳安全に努める団体を支援するためのファンドにすることにしていますが、収益を確保するために2019年3月に、世界各地のアドベンチャーガイドが予約できるExplore-Share.comとのアフィリエイト連携を結びました。「お勧めガイド」のリンクを主に山スキールートに張っていますが、北海道の地元スキーガイドをHokkaidoWilds.org経由で予約するで紹介料がこちらに支払われます。といっても、3月に本システムを導入しましたので、こちらからの収益はまだ発生していません。今年の冬の様子を見てからこれからの方向を決める方針です。いずれにしても、このように、北海道を尋ねるアドベンチャーツーリストが間接的に北海道のアウトドアの持続可能性に貢献することを期待しています。

サイトからの、ファンドのための直接的な収益がこの1年でありませんでしたが、上述のように講演の謝礼などをウェブ運営費などに回すことができました。これから一般社団法人設立などに様々な経費が出てくる可能性がありますでの、今年ご協力していただいた組織に感謝しています。

2018年11月1日~2019年10月31日(円)

北海道ワイルズ ファンド収入
アフィリエイトリンク収益 0
北海道ワイルズ ファンド収入合計 0
北海道ワイルズ運用費 収入
講演謝礼 100,000
スポンサー投稿 230,000
収入合計 330,000
運用費 支出
ウェブホスティング(Kinsta.com) 66,678
取材費(道東登山) 29,503
支出合計 96,181
純資産 233,819

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