寄付に至った経緯
任意団体「HokkaidoWilds.org」は2022年12月に英語表記地形図『Niseko Backcountry』を出版し、その売り上げの利益を道内の山岳安全や整備に寄付する方針で動いていました。2023年度に約80万円の利益を上げたので2023年度の寄付先を発表します。寄付元は、地図販売の売り上げ、ウェブサイト読者からの寄付、HokkaidoWilds.orgメンバー個人の寄付、そしてメンバーの雇用主の寄付額マッチング制度から構成されています。
地図をご購入くださった方、ウェブサイトに寄付をくださった方に心から感謝申し上げます。
山小屋
合計:20万円奥手稲山の家
奥利根山の家小屋は、北海道大学の学生によって管理されている、札幌の山々の麓に佇む歴史ある山小屋です。私たちの寄付金は、この素晴らしいスキー・イン・スキー・アウトの冬のオアシスの維持・管理に使われます。
寄付元の内訳:北海道ワイルズ基金(100%)
無意根尻小屋
無意根小屋も北海道大学管理の山小屋で、日々の管理は北海道大学山岳スキー部が行っています。この歴史ある山小屋は、ぜひ100年後も残ってほしいものです。
寄付元の内訳:北海道ワイルズ基金(100%)
雪崩事故防止対策
合計:67万円特定非営利活動法人 日本雪崩ネットワーク(JAN)
62万円ウェブサイト
JANは、ニセコ広域のバックカントリースキーヤーのためにニセコを拠点とするガイド会社と連携しニセコ広域(ニセコ・羊蹄・余市・尻別)の雪崩情報を作成しています。北海道におけるJANの活動を支援しています。
寄付元の内訳:地図共著者クリス分の地図収益(25%)、クリス個人の寄付(25%)、クリスの雇用主(マイクロソフト)の寄付額マッチング(50%)
山岳救助
合計:20万円相当羊蹄山ろく消防組合
200,000yenWebsite羊蹄山ろく消防組合
羊蹄山ろく消防組合付属の山岳救助隊は、ニセコ広域圏における山岳遭難救助活動の主要な先発隊のひとつです。倶知安町、蘭越町、ニセコ町、真狩村、ルスツ町、喜茂別町、京極町の消防署で構成されています。ニセコ広域圏のバックカントリースキーヤーが遭難し、119番通報した場合(特にリゾートサイドカントリー以外のエリア)、これらの勇敢な消防隊員がどんな状況でも救助に向かいます。山岳救助隊に20万円相当の山岳救助機材を寄贈しました。
寄付元の内訳:北海道ワイルズ基金(100%)
夏山の整備
合計: 368,000円HOKKAIDOWILDS.ORGについて
HokkaidoWilds.org(ホッカイドウワイルズドットオーアールジー)とは、北海道やその周辺のアウトドア情報を英語で発信し、日本国内外の英語話者に情報を十分揃った上で北海道周辺の素晴らしいアウトドアを楽しもうという狙いで、任意団体「HokkaidoWilds.org」が2018年11月1日に立ち上げた非営利ウェブサイトです。写真や詳細なルートガイドとは別に、スマホのナビアプリで使えるGPSルートファイル、国土地理院の地図データを用いた英語表記地形図、そして安全事項も無料で発信しています。メンバーは、北海道を愛するボランティアに構成されています(こちらをチェック).
HokkaidoWilds.org代表のトムソン・ロバートは、以前自転車で世界半周、ギネス世界記録としてスケートボードによる最長の旅(12,159km)を走破したこともあります。
連絡先
トムソン・ロバート(代表)
TEL: 080-4228-6132
Email: rob@hokkaidowilds.org
Instagram: @hokkaidowilds