HokkaidoWilds.org半年活動レポート(調整用)

Posted on Apr 6, 2020
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Posted on Apr 6, 2020
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年間活動レポートを通常の年度に合わせるために、前回の初年度活動レポート(2019年11月17日発行)以来の5ヵ月間の活動を報告することにしました。「調整レポート」として投稿します。本ウェブサイトは、「北海道やその周辺のアウトドア情報を英語で発信し、日本国内外の英語話者に情報を十分揃った上で北海道周辺の素晴らしいアウトドアを楽しもうという狙いで、任意団体「Hokkaido Wilds」が2018年11月1日に立ち上げた非営利ウェブサイト」ですが、この5か月間に振り返ってその活動を見てみましょう(英語版はこちら)。

レポート内のリンク

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前書き

2019年11月1日~2020年3月31日の間、HokkaidoWilds.org全体のウェブサイトページビュー(PV)は15万PV近く、37,000人が本サイトを訪問した。去年の同じ期間(2018年11月~2019年3月)と比べると、PVが35,000増、訪問者が1万人増となる。

主にウェブ検索を通した訪問の増加に伴って、北海道のアウトドアシーンへのさらなる貢献の責任を感じつつある。したがって、2020年度の北海道アウトドアフォーラム企画推進委員会への参加を検討しているほか、政府機関やNGOなどへのコンサルにもかかわっている。

上記と同時に、HokkaidoWilds.orgの基本的な3柱(Inspiration, information, education)へ努力を注いでいる。

キーポイント

表彰

2019年11月に東京で行われた全国Geoアクティビティコンテスト(国土交通省主催)では、HokkaidoWilds.orgが独自で作成しているGeoPDF英語表記地形図は2冠の受賞をした。

アウトリーチ活動

登別アウトドアミーティングにて発表し、シンガポールで雪崩安全講習会を開いた。環境省のシンポジウムにて基調講演をする予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため延期になった。

ルート案内

32本のスキー登山ルート、5本の夏登山ルート、3本のカヌールート、合計41本のルートガイドを公開した。

5ヵ月のルート案内など(2019年11月1日~2020年3月31日)

スキー登山ルート
0
サイト合計
0
自転車ルート
0
サイト合計
0
登山ルート
0
サイト合計
0
カヌールート
0
サイト合計
0
山小屋
0
サイト合計
0

スキー登山ルート 

この5か月間で32本のスキー登山ルートを取材し公開した。多くのルートは北海道新聞社発行の北海道雪山ガイドに掲載されているルート。その32本のルート中2ルートは青森県にあるルート(クリス・オールドが執筆)。当初の9日間の東方取材ツアーが雨で途中で中断されたが、北海道を拠点に周辺地方の大自然を満喫するための最適なデスティネーションとして北海道の良さを再確認するいい機会であった。

サイト内の全るきー登山ルートはこちら:https://hokkaidowilds.org/skitour

夏登山ルート
2019年秋に主に知床や阿寒摩周国立公園周辺を中心にリック・シドルとロブ・トムソンが取材した登山ルートを公開し始めた。HokkaidoWilds.org設立前にリックが登った山のルートガイドも、リックが執筆し続けた。環境省の関係者などの話によれば、特に国立公園への外国人利用者の促進がなされていて、HokkaidoWilds.orgでは、その利用者のサポートとなる情報を発信していきたいと私たちが思っている。

サイト内の全登山ルートはこちら:https://hokkaidowilds.org/hike

他のルート
山とは別に、ニセコの初雪の後のルートを含めた3本のカヌールートも投稿できた。まだ海外で知らされていない素晴らしいカヌールートが道内に存在するので、2020年のシーズンにたくさんのカヌールートを取材したい。

サイト内のすべてのカヌールートはこちら:https://hokkaidowilds.org/water

その他の投稿
北海道のアウトドアを求めて北海道を尋ねる外国人旅行者が興味を持つような公共データを活用して、いくつかの話題のあるトピックについて記事を執筆した。例年より遅かった降雪がその一つで、過去の降雪量データを可視化して分析した。また、例年より外国人の雪山での死者が今シーズンに多く(3名ほど)、外国人と日本人を比べた冬山遭難のデータを分析した(英語版日本語版)。

社会活動

表彰(全国)
0
招待講演
0
中止された講演
0
フォーラム発表
0
アドバイザー役
0
地図作成(委託)
0

表彰

  • Geoアクティビティコンテスト(国土交通省主催)Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism GeoActivity Contest Awards
    2019年11月30日に、東京の日本科学未来館で、国土交通省主催のGeoアクティビティコンテストにて2冠の表彰を受賞しました。HokkaidoWilds.orgが独自作成する英語表記アウトドア用地形図をエントリーしたが、全国から多くのエントリーからGeoコンテストで発表するのに採択されるだけでうれしかった。結果的に来場者賞と電子国土賞の2冠を受賞したので、とても感謝している。詳細はこしら

その他の社会活動

  • 環境省主催のシンポジウムでの基調講演(2020年3月16日|中止)
    大雪山国立公園ビジョン策定・大雪山国立公園連絡協議会改組記念シンポジウム「みんなでつくる、世界を魅了する大雪山国立公園」にて発表しパネリストとして参加する予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため延期となった(当初のチラシはこちら)。
  • シンガポールにて雪崩安全講習を開催(2019年11月16日)
    HokkaidoWilds.orgの著者クリス・オールド氏がThe Ride Sideのイベントにて雪崩安全について講習会を開いた。シンガポールから北海道へのスキーヤーやボーダーが増加する中、重要なアウトリーチ活動となった。
  • 登別アウトドアミーティング(2020年1月15日)
    30名程度のアウトドア業界関係者を対象としたミーティングで、国土交通省地理院の地図データの利活用について発表した。チラシはこちら。発表したスライドはこちら
  • 支笏洞爺国立公園登山道整備に関連したプロジェクト
    支笏洞爺国立公園(特に支笏湖周辺)の登山道整備に関わっているコンサル会社に、外国人旅行者の目線からみた感想を提供した。
  • 環境省発行のパンフレットのベースマップ作製
    道内の国立公園のあるパンフレットのベースマップ作製を、委託業者から依頼され作成した。QGISで地図のレイヤを作成して、ベクトル画像ファイル(Adobe Illustrator)としてデザイン業者に提供した。

将来の目標

前回の「初年度レポート」から、将来の目標は特に変わりなはい。その時に、「2025年までに北海道の隅々まで、山スキールート150本、登山ルート120本、カヌーツーリングルート50本、自転車ツーリングルート120本の掲載を目標としています。その半数以上を、一泊以上の本格的なアドベンチャーに値するルートにすることを目標にしています」とした。以下は、その目標への進捗だ。スキー登山に関してはとてもいい調子で、2020年度は特に登山やカヌールートに力を入れていきたい。

2025年の目標への進捗状況

スキー登山ルート
87/150 58%
登山ルート
48/120 40%
カヌールート
20/50 40%
自転車ルート
43/120 38%

近々やるべきリスト

ウェブサイトアクセス統計

HokkaidoWilds.orgの過去5ヵ月のウェブアクセスデータを以下にまとめた。

チャンネル(ソース)別のアクセス数の推移

ソース別のアクセス割合

地域別のアクセス割合

地域ごとのアクセス(推移)

人気なページや投稿リスト

会計の概要

任意団体としてのHokkaidoWilds.orgには二つの「口座」がある。

  • ファウンデーション口座:「基金」に近い考え方だが、このファンドに入るお金の100%を、北海道の登山道整備、山岳安全、山岳教育などに取り組んでいるボランティア団体に寄付する更新である。このファンドに関する詳細なことはこちらをご覧ください(日本語版は作成中)。このファンドの財源は主にサイト内のアフィリエイトリンクからの収益。基本的な考え方としては、HokkaidoWilds.orgを通じて、北海道を尋ねる海外の登山者、スキーヤー、他のアウトドアを求める旅行者などが間接的に北海道のアウトドアの持続可能性に貢献できることである。今のところ、アマゾンアフィリアエイト、Explore-Share.comアフィリエイト、そしてAvenza Mapsの有料GeoPDF販売から収益を得ようとしている。
    • 収益はないようだけど?現時点、HokkaidoWilds.orgが登録しているアフィリエイトリンクからの収入はほんのわずかで、契約しているサイトからの払い出し額基準額にはまだ来ていない(数十ドルにしかなっていない)。一般的には、ウェブサイトから収益を得るのはとても難しい。HokkaidoWilds.orgはバナー広告などを張るつもりはないが、バナー広告を張っても収益を得るのがなかなか厳しい。ウェブサイトを通じて収益を挑戦したTim Moss氏がこの課題について書いているし、有名なウェブサイトbikepacking.comでさえ、ウェブサイトの収益化に苦労しているようだ。HokkaidoWilds.orgではサイト内のコンテンツを充実させると同時に、利用者の邪魔にならないように利用者が間接的に北海道のアウトドアの持続可能性に貢献できるように、Explore-Share.comなどとともに考えながら進めていきたいと思っている。
  • 運用口座:本サイトの運用費用は主にコンサル料、講演費などの間接的な収益からなっている。現時点では、取材に関わる費用(燃料代、宿泊費、機材、高速道路料金など)はHokkaidoWilds.orgの著者などが自腹で払っている。したがって、運用口座にあるお金は主にウェブ費用(サーバー代など)や事務費に使っている。

期間:2019年11月1日~2020年3月31日 (円)

北海道ワイルズ ファンド収入
アフィリエイトリンク収益 0
北海道ワイルズ ファンド収入合計 0
HokkaidoWilds.org運用費 収入
A) 2019年11月1日に繰り越した金額 233,819
地図作成(委託) 30,000
B) 収入合計 30,000
運用費 支出
パネル印刷(Geoアクティビティコンテスト) 56,410
東北地図データダウンロード 5,340
C) 支出合計 61,750
純資産(2019年3月31日現在)(A+B)-C 202,069

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